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ブラジルは経済面でも近年の急速な発展により近い将来「先進国」の仲間入りすることになるでしょう。一方、日本は経済面では「先進国」として確固たる地位を築いてきましたが、今度はブラジルに倣って「環境先進国」と呼ばれるようになってもらいたいものです。
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「「環境先進国」ブラジル」
ブラジルといえば、世界最大の熱帯雨林アマゾンを擁する広大な「緑の国」というイメージが似合います。
実際、ブラジル国土の約60%が森林に覆われているとされています。
このような自然環境に恵まれたブラジルですが、
実はブラジルが、国民の自然環境保護の意識が非常に高く、環境問題に力を入れている「環境先進国」であることは余り知られていないようです。
筆者は昨年5月21日付のこのコラムで「ブラジルのカラジャス鉄道」について書きましたが、
カラジャス鉱山の鉄鉱石を運ぶカラジャス鉄道が走る89キロメートルの沿線には延々とユーカリの森が広がっています。
カラジャス鉄道のユーカリの森も植林されたものですが、植林されたユーカリ林はブラジル全土に広がっており、その面積は日本の国土面積の2.5倍にものぼります。
このように、ブラジルは「ユーカリ植林大国」と呼ぶことができますが、その理由は、ユーカリがブラジルの風土に適合しているため短期間で成長し、
約7年で伐採が可能となるなど環境持続性が高いというところにあるようです。
日本はこのブラジルのユーカリの恩恵を大いに受けてきました。
製紙用パルプの安定調達が日本の課題となっていた1960年代に、
ブラジル政府と日本政府との間で、合弁でのパルプ製造プラント建設の話が持ち上がりました。
当時、カラジャス鉱山を中心とする鉄鉱石以外の資源への多角化を図っていたリオドセ(現在のヴァリ)と日本企業連合が合弁で日伯パルプ資源開発(JBP)を設立し、
これが主要株主となってパルプ製造会社セニブラ社が設立されました(JBPは現在では日本側の100%支配会社となっています)。
当時はセニブラ社のパルプを大量に日本が引き取り、旺盛な日本の需要を賄っていましたが、
その後、パルプの調達先の多様化と古紙の再利用が急速に進展し、ブラジルから輸入されるパルプは日本で使われる紙原料の約5%にまで低下しています。
ブラジルが「環境先進国」と呼ばれる理由には、ユーカリ植林大国であるということ以外にも、
色々な配合比率のエタノールとガソリンを燃料として走る環境対応車「フレックスカー」を開発し、
その普及を進めていること、環境都市として世界的にも有名な「クリチバ市」を擁していること、熱帯雨林の喪失状況を宇宙から監視する「衛星監視システム」を保有していることなども挙げられます。
「フレックスカー」は1990年代に開発されたエタノールとガソリンを燃料とするエンジン技術ですが、
なんとブラジルでは1930年からガソリンにエタノールを5%混合することが法律で義務づけられていました。
第一次、第二次石油ショック後は、エタノール車の普及を国策として推進したものの、その後の石油価格の下落により一旦は国策を断念した経緯があります。
このような、ブラジルが長年かけて蓄積してきたエタノール車技術が「フレックスカー」として復活し、現在では小型車販売の9割近くを占めるようになりました。
また、環境都市「クリチバ市」は、市民一人当たりの緑地面積が55平方メートルと東京都の約10倍もあり、環境に優しい公共交通システムや積極的な資源再利用など良好な居住環境を維持しています。
このため、クリチバ市の環境政策は世界的にも高く評価され、国連からも表彰されています。
ブラジルではクリチバ市をモデルとして環境都市の普及を図っています。
環境問題はブラジル国民の間でも大きな関心事のようで、リオのカーニバルでもテーマ曲の一つになっています。
ブラジル国民といえば、明るく情熱的な国民というイメージがありますが、地球上で暮らす私たちとって今最も真剣に取り組まなければならない「環境問題」に対しても情熱的に取り組んでいるようです。
ブラジルは経済面でも近年の急速な発展により近い将来「先進国」の仲間入りすることになるでしょう。
一方、日本は経済面では「先進国」として確固たる地位を築いてきましたが、今度はブラジルに倣って「環境先進国」と呼ばれるようになってもらいたいものです。
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管理人様。。。常連の皆様。お元気ですか?!?。
どうぞ、宜しく、お願いいたします。。。
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