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〜=− 第203回 「次の巨大バブルはどこに?その2」 (難易度 ★★★☆☆) ==〜〜
〜=− 第203回 「次の巨大バブルはどこに?その2」 (難易度 ★★★☆☆) ==〜〜
前回次の巨大バブルを探すヒントとして以下の3点を挙げました。
・前回のバブル崩壊から少なくとも10〜20年程度経過している頃に
・お金が集まって(余って)いて
・誰もが納得するようなフロンティアが存在し、夢を語ることができる国や地
域
私が(個人的に)現時点で日本経済に大きな影響を与えそうな巨大バブルの
候補と考えているものは、中国、資源(原油・金・ベースメタル・レアメタル
・穀物)、インド、ブラジル、ベトナム、エコ、排出権、電気自動車、水、代
替エネルギー、道州制導入などがあります。今回は、一例として、これらのう
ち中国、資源と道州制導入とバブルについて取り上げます。
■中国:パックス・シニカ(中国の平和)
中国経済は、2010年には名目GDPで日本を抜き、2020年代半ばにはアメリカ
をも抜いて世界一になると予想されています。これには沿海部に比べて未発展
であり、かつ巨大な人口を抱える内陸部がフロンティアとして大きく貢献する
ものと考えられます。ちょうど70年代の「日本列島改造論」や「ジャパン・ア
ズ・ナンバーワン」に近い高揚感と響きがあり、バブルが発生しやすいように
思えます。
お金も中国に吸い寄せられそうです。中国経済の発展に参加しようと香港市
場などを通じて外国からの株式投資もさらに活発になると思われます。また、
中国国内の金融緩和が続けば80年代末の日本や直近のアメリカのように不動産
にもバブルが発生する可能性があります。また、中国で巨大バブルが発生する
と、日本も含め中国への輸出が多い世界各国の経済・地域にもバブルが波及す
ることが考えられます。
仮に中国で巨大バブルが発生したとして、それが収縮する時期については
(まったくの私見ながら)人口がピークを迎える時期よりかなり前倒しになる
と考えています。日本の場合は2005年頃の人口のピークに対して、バブル崩壊
は15年程も前でした。国連の中位推計によると中国の人口のピークは2030年〜
2035年頃で、仮に、その15年程度前を要注意とするなら2015年〜2020年頃と思
われます(なお、生産年齢人口(15歳〜64歳)や高齢社会(65歳以上の人口割
合が14%〜21%)に到達する時期に着目する考え方もあるようですが概ね似たよ
うな時期になると考えられます)。
■資源:資源・食糧インフレが各地でバブルを生む?
中国やインドをはじめとする巨大な人口をかかえる新興国の経済発展が続き、
膨大な量の資源が新たに必要となるというのが資源バブルのフロンティアスト
ーリーと思われます。また、供給サイドの寡占の進展(鉱山会社の統合など)
も価格上昇に拍車をかける要因となりえます。さらに各国財政規律の弛緩によ
るマネーの膨張が続けば、株式市場に比べて相対的に小さいコモディティ市場
は資金に溢れてしまい、原油・金・鉄・銅・穀物などの各種コモディティ価格
が再び急騰するかもしれません。この結果、産油国のみならず、オーストラリ
ア、ロシア、ブラジルなどの資源輸出国の通貨、株式、不動産などにもバブル
が同時発生する可能性があります。また、巨大な資源バブルは中国バブルと同
時に発生する可能性も否定できません。
資源価格の上昇が行き過ぎれば、先進国や資源を持たない発展途上国の景気
を冷やすというサイクルを何回か繰り返すと考えられますが、仮に中国バブル
と重なって巨大なバブルになった場合には前述の2015年〜2020年頃が要注意と
なるかもしれません。またこれとは別にポスト京都議定書の環境規制の枠組み
が合意されれば目標年(原案では2020年)前後は要注意となる可能性がありま
す。
■道州制導入:起死回生の大改革かバブルに終わるか?
日本独自のバブルの種が全くないわけでもありません。少子高齢化、財政赤
字の拡大、国際競争力の低下に悩む日本で、仮に再度、明治維新や日本国憲法
の制定に匹敵するような大きな変革があれば、それをきっかけに経済がバブル
化するかもしれません。
その一例が、廃藩置県の逆を行く道州制の導入のように思われます。アメリ
カのように州単位の自治の範囲が高まれば、各州の拠点都市の不動産価格は急
騰し、幹線道路や鉄道の整備計画も大きく進む…というストーリーで期待先行
の投機が増えるかもしれません。仮にこの改革が大筋で成功しても、大変革で
あるだけに一部ではバブル化する可能性は残ると思われます。成長率引き上げ
失敗に終わればまさしく宴の後となるでしょう。なお、時期に関しては、経常
収支赤字と財政赤字が日本で大問題となり、円急落・長期金利高騰などの状況
になった後に現実味を帯びてくるように思えます。
■バブルは上手に使いたい:どこで売るかが重要
長期に亘る巨大バブルは投資リターンを高める好機であると同時に、最後ま
で付き合ってしまうと大きな痛手を負ってしまいます。ドル・コスト平均法で
投資しても、インデックス投資をしても同じです。どこで手仕舞うか、お祭り
騒ぎから離れるか、つまり手持ちの現金の割合を増やすかが次の巨大バブルを
乗り切るポイントと考えられます。また、過熱した局面では、資金の一部でe
ワラントのように損失が投資元本に限定された金融商品に乗り換えたり、保険
の代わりに株価指数のプットを購入したりすることも有効と思われます。なお、
バブル時の売りシグナルとして利用できそうなものには、各種メディアの投資
に対する論調のように定性的なものと、プット・コールレシオや信用取引損益
率のように定量的なものがあります。
(念のため付言しますと、上記はあくまで筆者の個人的な見解であり、ゴール
ドマン・サックスの見解ではありません。)
◆◆ 本日のポイント:次の巨大バブルを意識して投資する ◆◆
土居雅紹(どい まさつぐ)
ゴールドマン・サックス証券 eコマース部長
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管理人様。。。常連の皆様。お元気ですか?!?。
どうぞ、宜しく、お願いいたします。。。
ttp://8914.teacup.com/yamatotakerunomikoto/bbs?BD=11&CH=5
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