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それがかなわなかったとしても、悲観は無用です。日経平均の今後の目標圏は1万円でなく12000円です。いまはそれに向かうためにエネルギーを溜め込み中。こう見るのが正解です。
■北浜の直言 高く飛ぶためにはエネルギーを溜め込む必要あり。(執筆者:北浜流一郎 株式アドバイザー)
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〜〜〜== 望遠顕微鏡で見た東京市場の今週・来週=北浜流一郎 ===〜〜〜
2009年 6月20日(土) 13時40分
今週の東京市場は日経平均株価が1万円の大台をキープ出来るか否か。この点が問われる一週間でしたが、答えはすでに明らかなように、キープ出来ませんでした。
週初の15日(月)こそ1万円台に踏みとどまり、そのまま底値を固める気配を見せたのですが、16日(火)が問題でした。286.79円、と大幅に下落、市場ムードは急速に黄色信号に変わり、上昇力にブレーキがかかってしまいました。
原因は前夜のNYダウの急落。187ドル安となり、東京市場は冷や水を浴びせかけられた感じになりました。
ではNYダウはなぜ下げたのた。6月のニューヨーク連銀景気指数が5月より悪化していたからです。それによりドルが下落、前日98円台だった円は一気に96円台に跳ね飛びました。
日経平均株価の1万台乗せは約8カ月ぶりのこと。市場はやれやれ感が強まっていただけに286円もの下落には軽いショックを受けた感がありました。それでもいまは、下げれば押し目待ちの買いが入る展開。17日(水)は早速87.97円戻り、18日(木)はまた137.13円下げたものの、週末の19日には82.54円戻すという具合に、一日交代で上昇下降を繰り返す。こんな展開になりました。
その間見られた現象で株式市場への影響力が大きかったのは、やはり為替と原油先物価格の変動。為替は一時95円台を付け東京市場の足を引っ張る原因となりました。原油先物価格も6月11日に73ドル台をつけたあとやや軟調で、19日も70ドル台を割り込んで終わりました。
これまで繰り返し強調して来ましたように、東京市場が上昇するための「3点セット」は、(1)米国市場高、(2)ドル高円安、(3)原油先物高です。3つのうちの一つが欠けたからといって東京市場が急落してしまうわけではないものの、騰勢が鈍ってしまうのは確かです。そのため今週はこれら「3点セット」がこちららの期待通りに機能してくれなかった。これが1万円台をキープできなかった要因になったといえます。
このような状況では、ソニー <6758> 、トヨタ自動車 <7203> 、キャノン <7751> 、三菱商事 <8058> などの主力株の値動きが軟調にならざるを得ず、いずれも精彩を欠いた動きになりました。しかし救いは週末の動き。どの銘柄も小戻して終わり、押し目待ちの買いが確実に入る状況は変わらないことが証明されたと見てよいでしょう。
それでも一週間の動きとしてはこれら主力株は調整色の強い展開だったのに対し、勢い盛んだったのがかつて仕手株として人気を集めたことのある旧仕手系銘柄群でした。兼松日産農林 <7961> 、田崎真珠 <7968> 株などが値を飛ばし、相場の活力剤となりました。それらを主に手がけるのは、ベテランの個人投資家たち。彼らは長年の経験則から、「これらの銘柄もそろそろ出番だ」と天の声を聞き取ったに違いありません。
兼松日産や田崎真珠株などが続伸するのかどうは私には分かりませんが、これらの銘柄に先鋭的な投資家たちの関心が向きはじめた事実は大事です。それは市場の回復初期段階で見られることが多いからです。
旧仕手系銘柄群の浮上(といっても値動き荒く、急騰急落の繰り返しになっている)がある一方で、気がかりな動きも見られました。電気自動車用電池の開発販売で先行しているとして市場人気を一身に集めていたGSユアサ <6674> 株の急落です。18日1228円の高値をつけたあと急落に転じ、19日は941円まで突っ込み、976円で終わりました。
現在の東京市場のスター株といったらGSユアサ株です。それが大幅急落です。一体どこで止まるのか。エコ関連の中核銘柄であるとともにスター株でもあることを考えると、週明け以降もこの株からは目を離せません。
以上のような今週の動きを受けて来週はどんな展開が見込めるか。カギを握るのはやはり「3点セット」になります。週末NYダウはマイナスながらNASDAQがプラスでした。東京市場のハイテク株の押し上げ要因になるでしょう。
為替は95円台に上昇したあと96円台での揉み合いとなっていて、方向感をつかみにくいところ。日足チャートで見る限りではやや円安に触れる可能性が高いでしょう。これも東京市場にはプラスです。
問題は原油先物価格です。節目の70ドルを割り込んだ点が気になるところです。週明け70ドル台奪回を目指すものの、三菱商事などの資源エネルギー関連株を積極的に買い上げるほどのエネルギー回復は困難。こう見ています。
これでは日経平均の1万円奪還も難しいような印象を与えてしまいそうですが、1万までの距離は213・74円です。驚くほど離れているわけではなく、1週間もあれば十分埋められる距離、週末までには奪還が見込めます。
それがかなわなかったとしても、悲観は無用です。日経平均の今後の目標圏は1万円でなく12000円です。いまはそれに向かうためにエネルギーを溜め込み中。こう見るのが正解です。
■北浜の直言 高く飛ぶためにはエネルギーを溜め込む必要あり。(執筆者:北浜流一郎 株式アドバイザー)
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来週は真空地帯を駆け上がるか!!!!!来週も戻りを試す展開が続きそうだ。日経平均は終値ベースで10000円の大台を回復したことで、新たなステージに突入することが予想される。昨秋の急落局面で、日経平均が10000〜11000円(終値ベース)で推移したのは、僅か3営業日しかない。それだけに、戻り待ち売りは少ないとみられ、真空地帯を駆け上がる公算が大きい。
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